*

イタリア人にピアノを教えてちゃんとしてよ!とほっぺを膨らます

公開日: : 最終更新日:2017/11/02 イタリア音大先生のピアノ記事

イタリア人にピアノを教えてると、「イタリア人に生まれるだけで恵まれているなぁ」と思うことがあります。

 

それは、どんなに小さな子供でも楽語が読める事、意味が分かること。これってすごい特典だと思いませんか?

 

イタリアで音楽講師をする先生にお話を伺いました。よかったらご覧ください。

スポンサーリンク

イタリア人にピアノを教えてちゃんとしてよ!とほっぺを膨らます

私たちは、音楽を勉強すると気にMestoso ma non troppoなんて書いていると意味を全部調べないとわからないのに対してイタリア人は、そのまま「堂々と、でもやりすぎないでね。」と分かってしまうんですよね。

 

イタリア人にとって楽譜は、彼らの言葉が当たり前のように使われていてあまりにも日常の一部のようになっているのです。

 

ここで言いたいのは、イタリア人にとって楽譜を隅々まで読むことは簡単なはずそれなのに、しないのはなぜ!?ちょっぴり腹が立ってしまいます。(もちろん怒ったりはしませんか少しほっぺたを膨らませたくなります。)

 

まず、日本の子供たちにレッスンをするとき「これはFって書いているんだけど、フォルテって言うのよ。聞いたことある?どういう意味だと思う?」と聞くと初めてなら分からないと答えると思います。

 

だから「フォルテは強く弾くっていう意味ですよ。」と教えていきます。

 

このようにひとつづ読み方と意味を教えていくのは、当たり前のことですよね。だって、外国語(イタリア語)なんですもの。

 

では、逆にイタリア人の子供たちにフォルテの記号を指さして「これは、何っていう記号?」というと迷うことなく「Forte」と答えます。

 

たとえFという略語で書かれていてもわかるんです。

 

そのあとに続けて「じゃあ、意味は?」というと「ForteはForteでしょ。他にいいようないよ。」と眉をひそめて何を聞いているんだとばかりに答えてきます。

 

それならなぜしないのですか!?と心でついつい思ってしまうのです。

 

イタリアでは、ピアノの事をpianoforte(ピアノフォルテ)と呼び、大きい音、小さい音も奏でることができる事ができる楽器というニュアンスが含まれています。それが略されてピアノと世界中で呼ばれています。

 

そこで続けて「私たち日本人はたとえ4歳であってもがんばってイタリア語でフォルテとかピアノとかもっとアンダンテとか言って日本語もままならない子供たちまで頑張って覚えてピアノを弾いてるんだよ。

 

イタリア人のあなたたちができなくてどうするのよ。書いてることがすんなりと読めて、できるってありがたい事じゃない。」と言い聞かせるとイタリア人はびっくりします。

 

「えっ!?日本人もイタリア語で楽譜読んでるの?難しいでしょ?」

 

そうなんです。難しいんです!日本人は、あなたたちイタリア人よりもがんばっているのです。

スポンサーリンク

イタリアと日本は違います。

楽譜画像

イタリア人たちは、イタリア語で書かれているのはイタリア人向けに楽語が翻訳されていると思っているのです。(特に小さな子供はみんな同じような反応をします。)

 

たまにフランスのドビュッシーの楽譜はフランス語で楽語が書かれているのは、フランス人が高飛車で直したくないからだ。と思っているのです。

 

ちなみにフランス語で書いてあったとしてもイタリア人にとっては、フランス語とイタリア語は発音が違うものの、単語が似ているので90%わかるんです。

 

ちなみに私たちがさりげなくいっている「ドレミファソラシド」も、イタリア語ですよね。

 

イタリア語では、ド、レ(巻き舌)、ミ、ファ、ソル、ラ、スィ、ドと発音するので似ているようで少し違うのでソルフェージュをするときは注意が必要です。

 

また日本で、声楽を習う方も特に「レとラの発音」、「シの発音がシではなくスィ」に修正されることが多いので気を付けてください。

 

イタリア人にとって難しくないはずの楽語が見れないということから意味が分からないから見過ごしているのではなくて根本的に楽譜を隅々まで見れていないという問題が世界共通であることが証明された瞬間でした。

 

楽譜は、隅々までよく見てみましょう!

 

楽譜の下にある注意書きも結構見てみると楽しいものですよ。

 

イタリア音楽大学のピアノの先生の記事一覧はこちら

 

関連記事:音楽大学でピアノ科の人は「イタリアはいかがですか?」 

関連記事:音楽大学で声楽を勉強するなら語学は必須! 

関連記事:イタリアのピアノシティ2017旅行のご案内!見所とおすすめは? 

スポンサーリンク

 

 

 

関連記事

イタリアは「音楽理論」のレッスンが一般的に普及している

音楽理論ってありますが、イタリアでは音楽理論のレッスンが一般的に普及しているそうです!日本では音大の

記事を読む

音楽大学でピアノ科の人は「イタリアはいかがですか?」

日本のピアノを習っている音大の学生!将来が不安だと思っていませんか?   実はイタリア

記事を読む

幻想即興曲/ショパンの解説!難易度は高くないけど慣れるまでが!

幻想即興曲のショパンの曲を弾きたい!けど難易度が気になる!そんなあなたの為にイタリア音大のピアノの先

記事を読む

子犬のワルツ(ショパン)ピアノの難易度は?弾き方のコツも!

ショパンの子犬のワルツ、短い曲でピアノの発表会でとても人気の曲ですよね。私もいつか弾いてみたいと思っ

記事を読む

ショパン(エチュード)の別れの曲の難易度は?解説付き!

ショパンのエチュードの別れの曲op.10 nº3好きですか?私はとても好きです。でも難易度が高そうで

記事を読む

日本の音楽大学卒業後にイタリアに留学!語学でショックを受ける!?

日本の音楽大学卒業後にイタリアに音楽留学をしたいい! すでにイタリアに音楽留学をされた女性は「言語」

記事を読む

ピアノの姿勢ってとっても大切!

ピアノを弾く正しい姿勢はあるのでしょうか? 普通に引いている分には問題ないのですが、ピアノが上手にな

記事を読む

イタリア人と日本人音楽家の違い!

イタリア人と日本人の音楽家の違いとはなんでしょうか? イタリア人が優れいて日本人が劣っている? &

記事を読む

レッスン前に読みたい!大人のピアノ演奏を成功させるコツ

ピアノの演奏を成功させるコツって知りたいですよね。自分は音符を数えないと読めない所があります。 &

記事を読む

音楽大学で声楽を勉強するなら語学は必須!

声楽の人は将来ピアノに進むかオペラに進むかですよね!もし今、音楽大学で声楽を学んでおり、将来オペラ歌

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

イケメンだと緊張する!話せない!?緊張しない方法はこれ!

イケメンだと緊張する!お話が出来ない。と言う女性がいました。 &nb

スティーブジョブズのスピーチの和訳!教えは直観に従え?

スティーブジョブズって誰?伝説のスピーチって何?その位、聞いた事はある

ピアノの継続率!人生は自分で決めよう!

ピアノを始めようかと考えている人、子供がピアノを習いたいと言い出した。

50年前のアップライトピアノの調律の費用はいくら?衝撃の金額!

家にはアップライトのピアノがあります。1回位調律したいなと考えておりま

何のために先生からピアノを学ぶのか?理由付けが大事!

ピアノを先生から学ぼうかと悩んでいる人がいると思いますが、なぜ先生から

→もっと見る


  • 管理人のおかのです。
    小さい頃、ピアノを習っており、大人になってからまた習いたいなと思ってピアノ教室に通いはじめました。まだまだ下手ですがいろいろピアノ教室で習った曲を動画に撮るのが好きです。

    よろしくお願いします。
    プロフィール詳細
PAGE TOP ↑