声楽の人は将来ピアノに進むかオペラに進むかですよね!もし今、音楽大学で声楽を学んでおり、将来オペラ歌手になりたいのであれば、「イタリア語」か「ドイツ語」などの語学を学ぶことがいいみたいですよ!
しかも、学んでおけば今後通訳のお仕事や人間関係も広がりますからね。
イタリアの音楽大学の先生のお話は非常に興味深いものがあります。
ぼくはまだまだ音楽は素人ですが、声楽に通うあなたは是非、読んでくださいね。損はないと思いますよ!
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音楽大学で声楽を勉強するなら語学は必須!イタリア語かドイツ語は必須!
音楽大学で声楽を学んでいる人にとって語学はとても大切ですよね。
ただし学生の間は、イタリアの曲を歌ったり、ドイツの曲を歌ったり、またはフランスの曲を歌ったりといろいろな音楽に触れるので一つの語学に絞って専念することは難しいです。
私は大学で第一外国語をイタリア語にして第二外国語をドイツ語にしていました。どちらも試験があって二つの語学を同時に勉強することは本当に難しいです。
でも、いろいろな音楽に触れて行く中でドイツの曲が好きとかイタリアの曲が好きなどなんとなく方向性が見えてくると思います。
もし、この先外国で勉強しようと思っているとか、オペラの舞台に立ちたいと思うなら語学は必ず習得しておかないといけません。
この事を学生の時にしっかりと知っていたら卒業後のスタートが変わります。
学生の頃、私たちの同級生の中にはイタリア語を話せる人、ドイツ語を話せる人はもしかしたら1人もいませんでした。
でも今大学を卒業して15年ほど経って同窓会をすると2割の人が外国語を話せているようになっています。また1割の人が居住地が海外になっています。
そうなんです。卒業してから外国語の重要性を思い知らされて必要に迫られて覚えたんです。
まずオペラをする時アリアだけでなくセリフは全て外国語ですよね。
丸覚えをして形にすることもできますが、単語一つ一つの意味を覚えないと感情がこもったセリフや動きができなくなってしまいます。
セリフはオペラの劇中では会話となり、相手が話している事一つ一つ理解しないといけないので自分のセリフだけでなく全ての人のセリフの意味を知らないと会話が成立しません。
周りの人が話していても話を一つずつ聴いて行きリアクションをするから相手の会話に意味が成立します。
それをどれだけ自然にするかは、演技力よりも会話力が必要になる事は避けられない現実です。
声楽で表現力をつけるのは音楽力以外にも大切なものがあります。
では、次に動きをみてみたいと思います。オペラをするには外国人の動きにならないといけません。日本人の動きとヨーロッパ人の振る舞いは大きく違います。
では試しに胸が痛いと苦しんだ仕草をしてみてください。日本人は両手で胸を押さえて下を向いてうずくまるような仕草をする人が多いと思います。
イタリア人に同じ事をしてもらうと片手で胸を押さえて顔はグッと上を向き、反対の片手で助けを求めようとし上にあげます。
これは日常の中でも大げさでなく自然と出てくる仕草です。
イタリア人の挨拶の仕方も日本人とは違います。
日本人だけでオペラをする場合もしかしたら問題はないかもしれませんが、イタリアから来日したオペラ歌手と共演する時になったら、あまりにも仕草が違って噛み合わないこともたくさんあります。
オペラを勉強するというにはその国の人になりきらないといけません。
そのためには語学を覚えて仕草までも習得しないといけないという事、またはその当時の文化を知っておかないと演技をする上で障害が出てきます。
学生の頃は、若くて記憶力もとてもいいので、ぜひ語学にも真剣に向き合ってみてください!
語学を覚えて歌を歌うと曲の理解度が上がり自然と音楽の仕上がりもよくなるのを感じると思います。
また声楽をしている人たちは発音が良くて上達が早い人たちが多いです。これも一つの特典ですよね!
とは言っても忙しい学生時代、日本の住環境などを考えると20時くらいまでしか演奏ができません。
そうなると習い事も難しいという人はスカイプレッスンがオススメです!スカイプなら外出する時間を失うことなく、イタリア人とするなら時差を使って20時以降のレッスンも可能ですよ。
声楽で表現力をつけるのは音楽力以外にも大切なものがあります。
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