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幻想即興曲/ショパンの解説!難易度は高くないけど慣れるまでが!

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幻想即興曲のショパンの曲を弾きたい!けど難易度が気になる!そんなあなたの為にイタリア音大のピアノの先生に解説をお願い致しました!

 

あこがれのショパンの幻想即興曲、弾けるようになるといいですね。感想や解説を聞きたい曲、または先生に聞きたい内容もお待ちしております。コメントまでどうぞ。

 

ショパンを弾いてみたいと思っている方は多いと思います。

 

あまりにもたくさんの素敵な曲がありますがその中でもひときわ情熱的で、心に残るメロディー「即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66」一度聞くと忘れられないメロディーでピアノを弾いていない人でも知っている有名曲の一つです。

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目次

幻想即興曲/ショパンの解説!難易度は高くないけど慣れるまでが!

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憧れのピアノ曲攻略法1「即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66」

この曲は、聞いているだけでも難しく感じますが、難易度的にはそれほど困難な物ではありません。

 

しかし慣れるまでは本当に時間がかかる曲なので、根気強い練習がこの曲をものにするコツだと思います。では、細かく曲を見ていこうと思います。

 

もし、この曲を練習したい人や練習している人、または弾いたことがあるけれどいまいち納得ができていない人に向けた練習方法のアドバイスをいたします。

 

もし手元に楽譜があれば照らし合わせながら見てくださいね。

練習の仕方をチェックしてみよう

※横内愛弓さん、動画、お借りします。おススメの幻想即興曲の動画です、こんな風に弾けたらいいですね~

 

この曲は、A-B-A´の形をしている音楽です。

 

簡単に言えばAの部分とA´の部分は似ているのでどちらかを完璧に練習すればスムーズにいきます。とはいっても最後がすこし違うのでその部分の細やかな練習がいります。

 

AとA´はレガートと緊迫感!

 

では、まずAの部分を見てみましょう。オクターブで始まる左手と伴奏から始まるのですがこの部分は、好みによっては右手でアルペジオを弾いて補うことも可能です。

 

ただ、右手が始まると左手だけになるので、初めから左手だけで弾く人もいますが、ド#のオクターブからアルペジオをスムーズにレガートにするには右手で弾いたほうがきれいになります。

 

問題は、右手と左手が同時に弾かないといけない5小節目からです。右手は8つの音符に対して左手は6つです。

 

割り切れないリズムをきっちり弾くには片手ずつの練習をしっかりとしないといけません。両手を合わせるというよりも一小節を右手、左手を独立させて分けていくイメージです。

 

ちなみに音符の横にあるx のような記号は「ダブルシャープ」を表します。

 

ゆっくりと片手ずつの練習を重ねたらゆっくりとペダルなしで両手を合わせていきます。「両手が合っていないように聞こえる。」あっていないのが正解です!

 

右手と左手がお互い個性を出しながら合わないリズムで駆け巡るのがこのメロディーの特徴です。

 

またメロディーをきれいに仕上げるのはこのA、A´の部分はスラーを見ていくのがコツです。つねに横に流れるようなメロディーが12小節目から1泊ずつにスラーが変わります。

 

これをしっかりと感じ、演奏すると面白味が上がります!アクセントの位置も頭になったり、裏に入ったりするのできちんとすると面白いですよ。

 

Aの部分の終わりに向かってどんどんクレッシェンドしていきテンションを高め半音階の下降系!ここは、テンポを落とさず滑り込むように弾きたいです。

 

難しくて指が滑ってしまったり絡まってしまったりします。その場合は、リズム練習が必要です。

 

ピアノを専門に練習している人はこの部分のリズム練習は最低でも6通りくらいすることがあります。

 

Bの部分は優雅さを出してみて!

 

まるで晴れ間から光の筋が見えるかのような優雅さを出してみましょう。この部分を優雅に歌うことで曲に変化がつきコントラストが出ます。

 

ゆっくりと表現豊かに最新の注意深さを持って一音一音に丸み・深みを持たせます。

 

ここで注意したいのは、トリルや飾り音です。慣れていないと硬くなってしまったり、急に音量が大きくなてしまったりする方がいます。

 

トリルは、メロディーのアクセサリーです。あるからさらに美しくなるものでなければいけません。あまりにもけばけばしいトリルは、避けたいですね。

 

また右手部分の五線紙よりも超える高温が近々ならないように手首を十分使って優しい音にするように心がけましょう。

 

Bの部分はテンポも揺らしながら仕上げていき自由にピアノを歌わせてあげてくださいね。

 

楽譜はこちら ⇒ 幻想即興曲/ショパン 

 

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