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ショパン英雄のポロネーズのピアノ演奏の難易度は?弾き方を解説!

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ショパン英雄のポロネーズのピアノ演奏の難易度はどの位でしょうか?

 

また弾き方をイタリア音大勤務のピアノ講師の先生に開設して頂きました。

 

コンクールやご自身で演奏したい方は参考にしてみてください。

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ショパン英雄のポロネーズのピアノ演奏の難易度は?弾き方を解説!

英雄のポロネーズの楽譜画像

英雄のポロネーズは華やかなメロディー、力強さを感じさせるメロディーでショパンの名曲の中でもインパクトがあり、人の心に強い印象を与える名曲中の名曲です。

 

最初から最後までしゅちゅ力を持ち引ききることが必要で一曲弾き切るまでに相当な精神力を必要とします。

 

曲の難易度は、超難関といってもいいでしょう。

 

また、演奏時間も長くいろいろなパーツがまるで映画のシーンのように変わっていくのも特徴です。

 

誰もが知っているメロディーは、17小節目から出てくるのですが有名なメロディーの到達するまでも相当な練習数を要することがあります。

 

まず注意点は1小節目のスフォルツァンドの後のスラーは注意深く練習しないといけません。

 

いつもペダルがあるからと気を抜きノンレガートで弾かれる方がいますが、それはどうしてもアラが出てしまいます。

 

この部分が滑らかに弾ける=練習を細やかにしているというイメージなります。

 

特にコンクール、試験などで弾く場合は、初めの3小節までで興味を持って聞くか、流して聞くか決められることがあるので初めの部分の大切さは、しっかりと感じておかなくてはいけません。

 

このような曲を弾くときは和音にしっかり体重が乗せられるように普段から練習しておくようにしておかないといけません。

 

それは、自分で思っている音をしっかり身体が反応して出せるようにしておく必要があります。

 

また、和音部分はアルペッジョで弾くことが多いので巣がそれでも女性の手には音程幅が広くばらつきが出やすかったりしますができるだけばらつかないようにしっかりと練習をしましょう。

 

13小節目3拍目以降の部分はファーミ♭をしっかり出して弾きましょう。

 

そのファーミがメロディーへとつながります。

 

また、ポロネーズという特徴をしっかり出すために左手のリズムスラーとスタッカートをしっかりと出して弾きたいものです。

 

メロディー部分はしっかりとうたうことを忘れてはいけません。

 

例えば23小節目の下りの部分は高い部分からジェットコースターが落ちるような速度の変化を与えるときれいにまとまります。

 

41小節目は、メロディーが滑らかに流れるようにすることで42小節目をキメて弾くと対比が生まれ美しくなります。

 

カデンツの部分ははじめは落ち着いてゆっくり弾くようにして初めからインテンポで弾こうとしないようにしましょう。

 

右手がグッと落ち着きsostenutoと書いている部分、次のメロディーがごろっと変わる部分を見てみましょう、この部分はメロディーをしっかりとうたうことは当然ながら左手のリズム「♪タッタタ、タッタッタッタッ」をしっかり出してポロネーズ風をしっかり出したいです。

 

右手に気をとられずにしっかりと左手で局長を出しましょう。

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ショパン英雄のポロネーズの動画をお楽しみください。

※横内愛弓さん、動画お借りいたします。

 

 

和音が2小説続く部分からごロットシーンが変わります。ここからは音楽に動きが出てきます。この部分シンプルに見えて意外と難しいです。

 

左手がオクターブで音階になっているのですがまるでレバーを回しているようにうでを回しながら軽く力を抜いて弾かないととても辛くなってきます。この部分はスタッカートを上手に使ってくださいね!

 

この部分が終わると少しメロディーを歌えるようにしたいです。この部分は譜読みが意外とすっと進むと思いますがちゅいがあります途中から右手のドに不規則にアクセントがついているのに気づいていますか? 

 

英雄のポロネーズを上手に弾くには慌てずに弾くこと、和音にしっかりと力をのせて弾くこと、ポロネーズのリズムが出てきたときにしっかりとリズム感を感じてしっかりと出すことで曲を引き締めることができます。

 

主旋律はいろいろなところに出てくるので練習をするときはメロディーによってパーツ分けをして細やかな練習を重ねるようにしましょう。

 

このような長い曲にになってくると、最初から弾いてばかりすると最後まで練習が行き届かず、「上達しない」と悩むことになります。

 

練習時間にもよりますが通しで弾くのは、一日一回程度にとどめ、部分練習のみを繰り返し根気よくしていきましょう。

 

ショパン英雄のポロネーズの楽譜はこちら ⇒ Amazon

 

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