ピアノって、聞いてくれる人が喜んでくれたらそれで十分。下手なくせに初期の頃からこの感覚は変わっていません。不思議な感覚です。ハノンバイエルが好きですが、卒業しないといけないんだろうなと思うこの頃です。

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イタリア音大先生のピアノ記事

ピアノでイタリア留学するの理由とメリットは何?

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ピアノでイタリア留学する理由とメリットは何でしょうか? 音大生が音大を卒業後、海外に勉強しに行きたいという人がいますね。

 

ぼくは、なぜわざわざイタリアにピアノ留学をするのかなという疑問があります!確かにヨーロッパは音楽の発祥ですが、音大生はヨーロッパのイタリアに対してどんな事を見ているのでしょうか? 

 

今回はすでにイタリア留学し、イタリアの音大を首席で卒業し、音楽院も首席で卒業したプロのピアニストさんにお話を聞くことが出来ました!貴重なお話しです。

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ピアノでイタリア留学するの理由とメリットは何?

イタリアのローマの画像

音大生を卒業してから海外に音楽留学に行く人がどんどん増えてきています。

 

私が卒業した頃すでに15年ほど前(2002年)になりますが、10パーセント〜20パーセントの卒業生がヨーロッパやアメリカに留学し海外の音楽院やプライベートレッスンに通ったりします。

 

その人数は、年々増えてきていると言えます。インターネットにより海外の情報も集めやすくなりました。また海外留学などを助けてくれる事務所などもできたことも後押ししていると思います。

 

でも、どうして海外に行き勉強をしたくなるのか。という質問を時々耳にします。

 

もちろん理由は、その人一人一人違うのですが、私も海外に行き勉強をしていると者の1人です。まず、一般的な理由は、クラシック音楽を勉強している者にとって、ヨーロッパは本拠地または、聖地のような場所です。簡単にいうとヨーロッパに行く事は、音楽をする者にとって憧れの場であり、刺激を受ける場所なのです。

 

例えば、モーツァルトの曲を弾く時にモーツアルトの街に行きその場所の景色、食べ物、聞こえてくる物音などを見ると少しずつモーツアルトの生きた時代を感じることができます。

 

もちろん現在のオーストリアとモーツァルトの過ごしていた時代(1700年代)とは違います。でも、海外の街を歩いていると1700年代の建築物が残っていて、それらを見ながら想像力を働かせ作曲者の感じていた感覚を感じ取ろうとするのです。

 

もちろん音楽はモーツァルトだけの曲を演奏しません。ベートーヴェン、ヴィヴァルディ、それぞれ国が違います。一つずつ演奏するたびにその作曲者の国に旅行する訳には行きません。

 

でもそれがイタリアの住んでいてドイツの作曲家の曲を演奏する場合も、日本にいた頃よりも近隣国の情報が多く、その国の文化や国民性など日本にいる頃よりも頭の中の情報量が増えているのです。

 

音楽は、この様な肌で感じた感覚や想像力が表現力となり音楽が熟成して行くのです。まず、この様な理由も一つです。

 

反対に海外でも最近剣道や柔道などのレッスンもはやっています。柔道をしているイタリア人たちは、「イッポン」「クロオビ」と日本語を使い、しっかりと柔道前にお辞儀をして始めます。

 

それと同時に日本への憧れを抱きます。ある程度のレベルに達すると日本に行って本場のレッスンを体験したいという好奇心がくるのと同じ感覚だと思います。

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音楽大学で習った事は、音楽の技術の基礎を作り上げます。

グランドピアノの画像

• そうすると本場に行き自分の習ったことが確かなのか。

• 自分の実力はどこまで通用するのか。

• もっと勉強したい!でも日本の音楽大学は卒業済み。それなら海外でレッスンを受けたい。

 

この様に大学卒業後もさらに技術を伸ばしたいと思っている人が選び選択肢の先に海外留学という選択肢があるのです。

 

また不思議なもので、海外に行き窓を開けて窓から教会の鐘が聞こえて遠くにアルプスが見え目の前に広がる素敵な景色を感じながら奏でる音楽は、日本で弾いていた時よりも輝いて聞こえるには耳の錯覚だけではない様な気がします。

 

また、とても現実的な話になりますが音楽をして行く上でヨーロッパの音楽院を卒業した。海外のコンサート出演した。コンクールで賞を獲得して事は、音楽する上でのキャリアとなり、強みになるのです。日本国内でコンサートをする時もパンフレットに例えばイタリア国立〇〇音楽院卒業と書くとちょっとかっこがいいのです。すみません。でもそういうものなんです。

 

それはただ単に履歴書に箔がつくだけでなく、本場仕込みという少し信用と確かさを感じさせるんですよね。そのため自分にも自信がつきます。

 

また、詳しくドイツ、フランス、イタリアなどの国選びにもそれぞれの違いがあります。その辺りのお話もして見たいと思います。

 

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