ピアニストにはどのような種類の演奏があるのでしょうか?
一般的にジャズやクラシックなどの音楽は有名ですが具体的な違いとは一体何でしょうか?
今回は音大卒のピアニストさんに記事を執筆して頂きましたのでお楽しみください。
スポンサーリンク
ピアニストの種類とは?
種類の違いは様々ありますがいくつか例を挙げてみます。
クラシック音楽はヨーロッパが発祥の地であり何百年も前から現在においてたくさんの人に愛されている音楽です。
ピアニストを目指すうえでクラシック音楽は必ず通る道であり、音楽の基礎はクラシックにあります。
クラシックの音楽の構成や基盤から、ポップスやロックなど他のジャンルができました。
クラシック音楽といってもバロック音楽(バッハやヘンデル)、古典派(ベートーヴェンやモーツァルト)、ロマン派(ショパンやシューベルト)、近現代(ラヴェルやドビュッシー)など時代によって作り方も流行りも違い、ジャズやポップスも時代とともに変化し現在に至ります。
楽譜に書いてあることを忠実に、作曲者はどのとうにしてこの曲を作ったのか、どのように弾いてほしいのかということを時代の背景とともに分析することが必要で、自己の技術や実力・感性だけでなくそういった勉強することで多彩な音を出せることにつながると思います。
ジャズやクラシックなど違いは何?
ジャズの最大の特徴はアドリブと呼ばれる、ソロパートを自分で即興アレンジして行う奏法です。(自由といってもコードがあるので、そのコードにそってメロディーを自由にアレンジします)
ジャズは軽快なテンポの曲が多く、音色やハーモニーの創り方がひとりひとり違うので演奏の楽しみ方が多いジャンルです。
また、ジャズの演奏の仕方はピアノソロもありますが“バンド”が多いです。
ソロ(1人)、デュオ(2人)、トリオ(3人)、カルテット(4人)、クインテット(5人)、セクテット(6人)、セプテット(7人)やコンボ(10人まで)、ビックバンド(11~16人)など様々な編成があり、セッションとよばれる初顔合わせで演奏することもあります。
クラシックとジャズの大きな違いですが、クラシックは楽譜通りに演奏するのに対して、ジャズは練習もなく[作曲+編曲+演奏]を瞬時に行うので、個性や能力を大いに発揮できるジャンルかと思います。
関連記事:ピアニストさんのやりがいは何?つらい事や大変なことは?