パッヘルベルのカノンをピアノで弾くコツはあるのでしょうか?
とてもきれいなゆったりとしたメロディーでパッヘルベルのカノンを弾きたい人も多いはずです。
楽譜もいろいろとあって何が良いかわからない人も多いのではないでしょうか?
そこで上手気にきれいに弾くコツをピアノの先生に伺いました!初心者の人も上級者のあなたも楽しく弾けると思いますので是非最後まで読んでくださいね。
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パッヘルベルのカノンをピアノで弾くコツ!楽譜選びが大事!
きれいな流れるようなメロディーで美しい曲で弾いてみたい人も多いのではないでしょうか。
もともとは、ヴァイオリンの3重奏用に書かれている楽譜をピアノ譜に編曲されているので実は、思っている以上に難しいのです。
これは、よくオーケストラ譜をピアノ用に書かれた楽譜に見られることなのですが、いろいろなパーツをぎゅっと凝縮しているので少しピアノ譜にすると音符が増えてしまったり、ヴァイオリンなら簡単に演奏できる奏法とピアノでの奏法が異なることにも影響されます。
まず、こちらのパッヘルベルのカノンの演奏方法や、曲はすべて編曲されたものでピアノ用のものは固定された楽譜がないことを前置きとしてお話を進めていきますね。
その為、パッヘルベルのカノンを弾きたいときは編曲の仕方によって難易度も変わってくるのでいくつか楽譜を見比べて自分の好きな物または、レベルにあったものを選ぶことも覚えておいてくださいね。
パッヘルベルのカノンの曲の特徴は?
※横内愛弓さん曲をお借りします。パッヘルベルのカノン素敵ですよね~。よかったらお楽しみください♪
では、まず初めの部分は大体の楽譜がゆっくりと始まります。ここの部分はシンプルにできるだけ落ち着いて弾くようにしましょう。
この部分は簡単に感じる人が多いかもしれませんが、この部分が主題となりバリエーションが続きます。
その為シンプルに弾いておきゆっくり弾いておかないと後の部分の指が回らなくなってしまいます。
それだけではなくこの部分をクラシカルにシンプルに弾いておくことで後ろの部分おバリエーションが映えてくるのです。
少しずつ華やかになってくるのですが、左手の部分または右手の和音が音程が離れていて取れないものも多いと思います。その場合は、いくつかの解決法があります。
・上手にアルペジオにして弾く。
・左手または、右手で届かない音を補う。
・省いても問題のない音を省く。
など楽譜通りには、なかなかうまくいかないことがあります。理由は、もともとヴァイオリン3重奏のものをピアノにしていることから少し無理が出ていること。
または女性の場合は、手が小さくて届かないことが大きな理由になっています。
クラシック音楽は、たいていの作曲家がヨーロッパ男性です。彼らにとっては届く和音も日本人女性にとっては不可能な音程幅となります。
アルペジオにする場合は、慌てずにバラバラに弾くのではなく一つずつの音をしっかりとバランスをみて速度を取りましょう。
また、申し訳なさそうに和音をバラバラにするのではなく、こうする方がきれいだからしていると思い込み、自信を持って弾くようにするときれいに聞こえます。
また、右手と左手でメロディーが入れ替わることもあります。しっかりとどちらの手がメロディーを握っているのか認識しながら弾き音量の調節をするようにしましょう。
全体的にあまり重たくなりすぎないようにメロディーを奏でることも大切です。また、音量調節も大切です。はじめから最後まで同じメロディーが続くので変化がないと飽きてしまいます。
例えばカノンの16分音符やそれよりも早い音符が続く部分は、軽やかに流れるように弾きます。
もし、間で急にメロディーがゆっくりになったり四分音符になったのならば、流れるように弾くのではなく少しバロック音楽を奏でているようにあえて荘厳に弾いてみるのも面白いですよ。
飾り音などができていたら軽やかにきれいに指が回るようにしましょう。
スラーの流れをよく見て表情豊かに弾くことがコツです。ペダルを使うのもいいでしょう。
でも、ペダリングはしっかりとしないと音が重なりすぎてしまうことがあります。しっかりと細かく切るようにしましょう。
先生ありがとうございました。
パッヘルベルのカノンの曲がヴァイオリンの3重奏の曲でできているとは思いませんでした。それはピアノで弾くと楽譜が違うのでちょっと変わってくるのですね。
初心者のうちは簡単な楽譜が良いかも♪
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